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  • 肺がん・肺腫瘍

2016年12月 免疫チェックポイント阻害剤

脳転移に癌性髄膜炎も併発

2016年10月、自分史上、最も窮地に追い込まれました。

ガンマナイフを当てていたところの脳転移が治しきれておらず再燃、さらには癌性髄膜炎も併発。それまでで一番マズいことになったと感じました。このときに改めて自分の置かれた状況と、人生の短さを実感したような気持ちでした。

髄膜炎はPET-CTでたまたま見つかり、MRIを撮って判明。症状が出ていない状態で見つかったのが不幸中の幸いでした。

それでも主治医には「いつ歩けなくなってもおかしくない」と言われましたし、非常に厳しい状態だと言われました。私に出た症状は頭痛くらいでしたが、主治医からも言われていたので、歩けなくなる覚悟もしていました。


免疫チェックポイント阻害剤の投薬を開始

主治医との相談の上、保険承認されたばかりの免疫チェックポイント阻害剤を使うことになりました。

その薬が私に合うかどうかわかりませんでしたが、効果を期待して使用することに。この薬を使うことができたのも、維持療法で2種類の抗がん剤を長く使えたから。ちょうど治療中に保険承認されていたんです。新しい薬が使える状態だったため、私はとても幸運でした。それから約半年、免疫チェックポイント阻害剤の投薬を行いました。

脳腫瘍には効果があったのですが、縦隔リンパ節という肺のあたりにある縦隔という部分のリンパ節に再発したがんにはあまり効果がなかったんです。もっと続けても良かったのですが、私は一旦投薬を辞めることにしました。薬価は高かったのですが、全額自己負担ではなく高額療養費制度とは別に付加給付もありました。毎月の医療費はどんなに高額でも数万円程度でしたので、低額でとても良い治療が受けられて、本当にありがたかったです。


口内炎や発疹の副作用があった

投薬を中止した理由は、お金だけではありません。

副作用のきつさも理由の一つです。免疫チェックポイント阻害剤の副作用として、口内炎や皮膚の発疹が出ました。処方された塗り薬で対応していましたが食事などに影響がありましたね。

投薬中に患者会のメンバーと食事をすることがあったのですが、エスニックのカレー店に連れて行ってもらったんです。そのときはさすがにビックリしました。みんな私が副作用の口内炎で痛い思いをしてると知ってるのに!って。今でこそ笑い話ですが、意地悪されてるのかな?って思っちゃいました(苦笑)

ただ、過去にも抗がん剤治療の副作用で、歯茎からかなり出血したことがありました。そういう経験もあったため、多少のことでは動じないメンタルにはなっていました。
 

Hatch Healthcare K.K.

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