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  • 卵巣がん・卵巣腫瘍

2020年8月 二回目の術前化学療法

通院で化学療法。夫の実家にも協力を仰ぐ

毎週月曜に通院。3クール9回の化学療法が開始

2020年8月下旬の退院後、化学療法が始まりました。毎週、主治医が病院にいる月曜日に通院するかたちで、3クール9回続けました。

入院でも化学療法は可能と説明を受けていましたが、私は通院で受けることにしました。

副作用がいちばん強く出るのは点滴して2、3日後になるだろうと医師から説明を受けましたが、入院しても一泊して次の日には退院になってしまうそうです。入院で化学療法を受けたとしても、副作用が最もつらいとき家にいるのならばあまり意味がないと考え、通院で化学療法を受けることにしました。

副作用は吐き気、息切れ、食欲不振など

化学療法の副作用としては吐き気、息切れ、食欲不振が出ました。化学療法の当初には声が枯れるという症状や、足の筋肉痛、腰痛も出ましたね。

吐き気については病院で処方された吐き気止めを服用し、なんとか吐かずに対処しました。

食欲不振については、病院から勧められた栄養補助食品を親に大量に送ってもらったり、市販の栄養サポートドリンクを試しに飲んでみたりしていました。

味覚異常もあり栄養補助食品は美味しく感じなかったですが、全種類を片っ端から買ってきてもらってきて、すべて試しました。その中で具合が悪いときも食べられたのがヨーグルト味だったので、それを食べ続けました。

病院からは、食欲がなくても体重が落ちるのはよくないと言われていましたので、今の自分が食べられるものをなんとかして見つけようとがんばりました。

味覚異常はとにかく大変でした。好きだったものがおいしくなくなり、しょうゆを苦く感じたり、みそは食べると気持ち悪くなったり。みそ汁も飲めません。水を飲むと気持ち悪くなるので、代わりに麦茶やルイボスティーを飲んでいました。

家事は夫にバトンタッチ

副作用の息切れで、普段の家事をするのも重労働になりました。立っているのもつらいので、洗濯物を干したり、買い物のために外出したりするのも苦痛でした。

副作用が出てからは、家事については夫の協力を得るようにしていました。

味覚異常が出たときには、料理も夫にバトンタッチ。また、子どもたちの面倒については、近所に住んでいた夫の両親にも協力してもらっていました。

3ヶ月ほど、化学療法の副作用が出る平日は、子どもたちを夫の実家にあずかってもらい、学校への通学、幼稚園の送り迎えも、すべて夫の実家にお願いしていました。

副作用は土日になると抜けますので、週末に子どもたちが家に帰ってくるというルーティン。月曜にまた実家に行ってもらう、というかたちをとっていました。

子どもたちには告知のときに説明。夫の実家に預ける際に泣かれるのがやるせなかった

子どもたちには、最初に告知を受けたときにがんであることを全て伝えました。長女は小3、長男は年中とまだ小さかったため、完全に理解してもらえたかはわかりませんが、「悪いものがお腹にできたので、手術して取ってもらうことになったよ」と伝えました。

副作用で、一時的に家と夫の実家を行き来することになることも長女は理解してくれ、我慢してくれていたみたいですが、下の息子は「なんで?」と納得できなかった様子。さみしかったのでしょうか、毎週月曜日が来ると泣かれてしまい、それを見るのはやるせなかったですね。

コロナ禍の2020年のことでしたが、当時は緊急事態宣言が明けていたので、学校、幼稚園には通えていました。子どもたちの自宅学習に付き合う必要もなく、化学療法に専念できました。

8月の入院時に受けた遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の結果を、化学療法を受けていた9月に受け取ることに。BRCA1陽性だったと説明を受けました。この結果を受け、現在の化学療法のあとに維持療法が始まることになりました。

Hatch Healthcare K.K.

手術

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